足裏ツボのマッサージについて解説します。

足裏ツボ刺激の注意点

足裏ツボを刺激すると、「痛い+気持ち良い」で、ついつい病みつきになってしまいます。しかし何事もやりすぎは禁物です。また、人によって、体調によってはツボ刺激をしないほうが良い人、してはいけない人もいます。いつ、どれくれいが丁度いいのでしょうか?1日に15分から30分が目安といわれています。なるべく夕食のあと、1時間〜2時間後のリラックスしたときに行うと効果があります。ツボ刺激法をマスターすると、ついつい気持ちよくなり、毎日続けたくなります。しかし休みを挟んだほうが効果が大きいこともあるのです。筋収縮性の頭痛などでは、一回の刺激ですっかり痛みが引いてしまうこともあります。また、かなり長期にわたって治療を続けることが必要な病気もあります。病気の種類や程度によって、治療日数はかなり違います。急性の場合は比較的早く治りますし、慢性の病気であるほど長期間を要するようです。数ヶ月、数年かけて出てきた慢性の病気は、治すのにもやはり数ヶ月、数年の治療年月が必要となるというわけです。途中で治療を中断したり、あまりに間隔をあけたりすると、治療効果をさげることがあります。症状が思わしくない場合は、毎日または隔日で治療が必要なこともあります。ある程度、症状が緩和されたら、週に2回ぐらいのペースで行うと良いでしょう。また、ツボ刺激、特に足裏ツボの指圧による刺激は自分でもできますが、他人にやってもらうと心身ともにリラックスできます。

ツボの位置

足裏ツボが注目を浴びてきているなか、最近では、病院や診療所などで針灸治療を行うところが増えています。癌やウィルス・細菌感染などの病気にはあまり効果は期待できません。しかし西洋医学の治療で効果があがらなかった慢性的な痛みやしびれには特に有効であるといわれます。針灸療法で針を刺したり灸をすえたりする治療点は、ツボ(経穴)と呼ばれる場所で、ツボは経路の上にあります。経路というのは、「気と血」の通り道です。では、このツボおよび経路というのは、どのような場所にあり、どのような役割をしているのでしょうか?日本で決められたツボの数は全部で361です。多くが足に集中していることから、足裏ツボが人気なのです。ただしツボは体に無秩序に広がっているわけではなく、一定のラインに沿って並んでいます。このツボを結んだ線が「経路」です。その数は多数にのぼりますが、代表的なものは14本です。六臓六腑という言葉を聞いたことがありますか? 五臓六腑はどうでしょう? 六臓六腑は、この五臓六腑に心包(しんぽう)の臓を含めて六臓六腑としたものです。それぞれの臓腑に対応し、六臓六腑をめぐり、各臓腑の調整を行う経路が12本あるのです。さらに残りの2本の経路は、顔、胸、腹のまんなかを通る任脈(にんみゃく)と、背中のまんなかから頭を通る督脈(とくみゃく)です。これらのふたつの経路は、12本の経路「十二経」を流れるエネルギーの過不足を調整する重要な役目を果たしています。ただし、ここでいうエネルギーとは、東洋医学独特の「気血」という概念です。

足の裏の刺激

肩こりや頭痛、冷え性、便秘・・・何かとお疲れの現代人!疲れているのはサラリーマンのお父さんたちだけではありません。OLや主婦の方、さらには塾通いに忙しい小学生、中学生、そして受験生の人たちまで、国民「総お疲れ!」の時代です。マッサージに通う人は年々増えてきているようです。足の裏を刺激する「ツボ療法」は、そうした症状を癒してくれる、誰にでもできる簡単なマッサージ法です。足の裏にある経穴(つぼ)は、身体全体の臓器や組織と対応しており、その状態を如実に反映するといわれます。つまり、ツボを押してみて、痛いところがあれば、そこに対応する臓器にトラブルがあるということです。また逆にそのつぼを積極的に刺激して体調を改善することも可能です。これを体系的に発達させたのが、東洋医学のツボ療法であり、欧米で最近話題になっている「足の反射帯療法」です。両者は似通ったところもありますが、ツボ療法はツボを的確に把握していることが絶対条件となるのに対して、反射帯療法は一定の広がりつまり、ゾーンを刺激するものなので、素人にとってはこちらのほうが比較的容易に行えるという説もあります。ツボ療法にしろ、足の反射帯療法にしろ、なぜそれが効果をもたらすのかはまだ現在の科学では完全に解明されていません。しかし世界各国の研究者から、これらの療法によって患者の治療および健康管理に顕著な効果がみられるという報告が寄せられています。

足裏ツボのマッサージについて解説します。
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